ユニクロとGUの違いでこんなことがよく言われていますね。
- ユニクロよりGUが安い→だから品質も劣る。
- ユニクロは老若男女向け、GUは若者、とくに女性向け→だから同じサイズでも小さめ。
- ユニクロはベーシック、GUははトレンド。
これは、本当なんでしょうか?
特に、若者向けで品質は悪いって本当だとしたら困っちゃいますよね。
違いを比べてみてどうすればいいのか、考えてみました。
ユニクロとGUの違いは何?
はっきりしているのは、全体的にGUが安いってこと。
でも、品質については、意見にかなり差がありまして。。。
原因は、ユニクロ・GUの商品展開と関係がある?と思いました。
なので、まずは、ターゲット層と商品の特徴などをくらべて、品質について考えてみたいと思います。
どういう世代に向け?
CMを見ても分かる通り、ユニクロのターゲットは老若男女・幅広い層。
一方のGUは、若い女性向け、だから同じサイズでも細めに作られているという話もありましたが。。。サイズだけみるとそういうことはないようです。
例えば、同じような機能性インナーの女性用Mサイズで比べると。。。
ユニクロ・ヒートテック
- 身丈60
- 肩幅33
- 身幅38
- 袖丈52
GU・コットンウオーム
- 身丈60
- 肩幅34
- 身幅39
- 袖丈56
ね、GUのほうがやや大きめでしょ。
ま、あまり変わらないので、若い子向けにが細めに作っているということもないのでしょう。
GUは変わっったデザインの服も多いので、その中に極端に細身の服などがあってそういう話になったのかもしれませんね。
メンズも充実しているし、キッズもあるし、実は年齢によるターゲット層はそんなにGUもユニクロと変わらないじゃないでしょうか?
ユニクロとGUは別の住み分け基準があるような気がします。
商品展開
ユニクロがベーシックなものが多く、GUはトレンド的なものが多いっていうのは、あるかな。
例えば、ニット。
ユニクロの場合は、カシミヤとかメリノウールとか同じ素材でハイネック、タートル、クールネック、Vネック、それぞれ豊富なカラーバリエーションというパターンですよね。
でも、GUの場合は、デザインされたニットに対して3~5色くらいの展開。
個性の強いデザイン・素材もあって、オーソドックスな無地のクールネックやVネックはない?あまり力を入れていない?
Tシャツ、カットソーなど他のアイテムにも似たような傾向があると思います。
品質について
で、品質です。
本当に様々な声があるんです。
- 2~3回着ただけでだめになった。
- ニットは毛玉だらけになる。
- 値段から相応、ユニクロより劣る。
- ユニクロと同等。
- ジーンスは1000円ちょっと思えないほど丈夫。
我が家では、主に息子用として活用していて、私もいくつかは持っていますが。。。
極端に品質が悪い!と思ったことはありません。
例えば、昨年のメンズのウインドブレーカー風のジャケット?は裏地を取り外せる便利モノで冬から春先まで毎日に着ていたけど、今年も充分活躍してます。
材質も縫製も問題なしでむしろ丈夫かも。
だから、私の印象では、品質はユニクロと同レベルです。
ユニクロもGUもファーストリテイリング社の兄弟?姉妹ブランドですよね。
私は随分昔にプレタポルテブランドに勤務していたことがあって、そこでやはり姉妹ブランドってあったんです。
その場合は、値段は変わるけど素材自体の品質は変わらなかったですよ。
同じ仕入先から生地を仕入れていたので、デザインだけ違って同じ生地のものは結構あったし、同じ工場のラインで製造されていたので縫製もそんなに差がなかったと思います。
妹ブランドだけ、雑に縫うというのも変な話ですし。
ただ、本家ブランドのほうがやや贅沢な作りのものがあったり、サイズ展開が多かったりという違いだけだったような。。。
ファーストリテイリング社では、ユニクロは高級品を安く、GUは流行りものもを安くって言う感じなのかな?
GUでは実験的なデザインや素材も多いのかな、そういうものが品質が悪いと言われてしまうこともあるのかなと想像してみました。
ちなみに通販だとユニクロは箱入りだけどGUは袋入り。
こんなところに値段の差を出しているのね。
ユニクロ・GUの取り入れ方
さて、私たち消費者にとって重要なのは、ユニクロとGUのコンセプトの違いというより、どう利用するか?ですよね。
GUの品質がどうか今ひとつはっきりしない点も考慮に入れて、一つの指針はこんな感じ。
- 定番ものはユニクロで。
- トレンドものはGUで。
ユニクロは、マイナーチェンジありかもしれませんが、基本的に毎年同じものが出ます。
ヒートテック、フリース、メリノウール、カシミヤ、エアリズム、ポロシャツ等など。
定番で自分に合っているものが毎年ある程度決まったお値段で手に入るのは便利ですよね。
GUでは来年は着ないかもしれないトレンドもの、自分には似合わないかもしれないけど、ってものを安い価格で試してみる!
今シーズンはやりのニットは、セールでもないのに1000円以下ですよ。
GUはユニクロほど大量生産ではないのか、他人とかぶりにくい点もいいところ。
流行モノ、目立つものをポイントに入れるのに役立つと思います。
おまけ:品質にこだわるなら
2ブランド比較とは関係ないのですが、ユニクロもGUも来店人数がものすごいですよね。
しかも、高級店と違って、試着とか触ったりとか気楽にできるでしょ。
それはそれで、良いことです。
でも、衣類って摩擦でダメになっていくんですよね。
シーズン終わりごろだと手に入れたものが既に中古に近い状態になっていること、あると思うんです。
だから、本当に品質にこだわるなら、シーズンはじめに買うことも結構重要!
まとめ
- 値段はGUが安い。
- ユニクロもGUも実は幅広い年代がターゲットなのでは?
- ユニクロはベーシック、GUはトレンドの傾向はある。
- GUの品質には悪い意見も多いが、個人的にはユニクロと変わらない印象。
- 利用するときには、定番モノをユニクロで流行り物をGUで。
最近では、ユニクロがGUよりに、GUがユニクロよりになってきているみたい。
実際、機能性インナーのように似た製品も有ります。
そうなるともちろん安いほうがいいわけで、GUはすごいスピードで成長しているんですって。
GUがユニクロより主力ブランドになるときが来るかもしれないですね。