ユニクロのカシミヤ、リースナブルで大好き。
でも、こんな声もあって驚きました。
- 毛玉になりやすい!安いからなの?
- 洗濯したら縮んじゃった。
- 毎回クリーニングに出すのが面倒。
本当だったら日常着には難しいですよね。。。
ユニクロのカシミヤってどんなものなのか、
毛玉をできにくくするためにお手入れ・洗濯はどうすればいいのか?
伝えたいと思います。
ユニクロのカシミヤは毛玉になりやすい?
残念ながら、毛玉は。。。。できます。
ただ、ユニクロのカシミヤだけってことではない!
カシミヤってやぎの毛で、すごーく細いんです。
どれくらい細いかというと直径を比べてみて下さい。
- カシミヤ:約14~16ミクロン
- 上質羊毛:約19~20ミクロン
- 人間の髪の毛:約40~50ミクロン(1/1000mm=1ミクロン)
ちょっと単位が小さすぎてイメージは難しいけれども、とにかく、いわゆるウールのセーターや髪の毛なんかよりは断然細い毛ということです。
ちなみに同じカシミヤでも細いものほどグレードは高いです。
細いからこそ、1本の糸状にするのに多くの毛がからみあって空気を多く含むことになり、保温・保湿性がある、軽いけど暖かい、ってわけ。
だけど、これが毛玉になりやすい原因とも言えます。
元は、くるっとカールしやすい、短い天然毛。
ちょとした刺激で毛玉になっちゃうんですね。
高価のものほど毛玉のできやすいという説もあるんくらいです。
が、本当はあまり関係ないみたい。
天然毛だけに化学繊維のように全く同じものってないですよね。
毛玉には、その時の毛の状態、撚り具合、湿気など事情が複雑に絡み合っていて繊維のプロの方でもいまいち断言できないようです。
要するに、ユニクロのカシミヤが安物だから毛玉だらけ!というのは全くの濡れ衣!
ユニクロのカシミヤを毛玉だらけにしてしまう人は。。。お手入れをサボってる?
ユニクロのカシミヤの品質は?
カシミヤの価値は、色・艶・糸の太さ・長さ・混合率などによって決まるようですね。
その中で、太さ・長さ・混合率については1級から9級までのグレードが有ります。
年度によって多少違うようですが、ユニクロのカシミヤは3級あたりと言われています。
3級あたりのカシミヤセーターだと1万円以上は当たり前。
3万円ぐらいする場合もありますから、ユニクロのカシミヤは素材面ではかなりお買い得っていえるでしょう。
ところで、カシミヤの良いところっていったら
- 滑らか~な肌触り
- 独特の艶・光沢
- 軽いのにあったか~い などなど。
奥深い素材だけに、こだわりをもって商品づくりをされている方も多くいらっしゃいます。
当然、値段も高めに。
毛玉ができる・できないとか、素材が何級だとか。。。そういうことだけではない何かにお金をかけるのはありだと思いますよ。
ただ、そういうこだわりのないところでは。。。
ユニクロのカシミヤは値段・暖かさ・軽さ・カラーバリエなど、オススメ品だと思います。
日々のお手入れ
カシミヤを快適に着るために日々気をつけることは2つ。
- 毎日着ない。2-3日おきに。
- 着たらブラッシングして毛玉予備軍を落とす。
毛玉のできる原因の多くは摩擦。
意図的に擦っていなくても、着ているだけで結構擦れてます。
なので、着た後は一休みさせてあげて。
それから、カシミヤは毛玉になることは避けられないんですけど。。。
短い天然毛だけに毛玉予備軍が落ちやすくもあるんですね。
なので、固まって毛玉になる前にブラシで落とすといいです。
摩擦に弱くもあるので、念入りブラッシングじゃなくて、サーと一巡するだけで可。
オススメは平野さんのブラシです。
ユニクロ・カシミヤより高くなっちゃうけど。。。
でも、スーツとか服全般が蘇るし、消耗品じゃないので一生ものですよ。
携帯用の小さめだと少し安いです。
毛玉ができてしまったら
毛玉ができてしまったら、手で引っ張ったりしないで毛玉専用カッターに任せましょう。
カシミヤの場合、本格的な毛玉になる前にブラシで処理るのできちんと手入れできていれば毛玉カッターの出番はないです。
毛玉をカットすることは、少しづつカシミヤを削っていることになります。
だから、だんだんふんわり感がなくなっていく。。。
ですから、切り取るほどの毛玉にならないように、まずは休ませる、ブラシをかけることが大事なんですよ。
お家で洗濯
ユニクロの品質表示ではドライクリーニングってなっていますが。。。
ユニクロ・カシミヤは家庭で洗濯できます。
手洗いの場合
絶対守りたいポイントは
- エマールとかアクロンとか、中性洗剤を使う。
- もみ洗い・こすり洗い・しぼるなどは厳禁!
- 日陰干しする。
これを守ればあとは多少違ってもそんなにヒド~イってことにはならないんじゃないかと。。。
いちお、きちんと洗う場合の手順も書いておきます。
- 中性洗剤の説明書き通りの洗剤とぬるま湯を洗面器に入れる。
- カシミヤをその中に入れて液をよく染み込ませる。
- 3回くらい押し洗い。
- その後2回ほどすすぐ(すすぐときももちろん優しく押す感じで)。
- 仕上げに髪用のリンスをしするとよい。
- 日陰干しする。
- スチームアイロンで仕上げ。
洗濯機の場合
絶対守りたいポイントは
- やはりおしゃれ着用の中性洗剤を使用。
- ネットに入れておしゃれ着コースなど、洗い方優しめ脱水ゆるめに設定。
- カシミヤ単独で洗う。
- 日陰干し
私は、洗濯機派。
スチームアイロンやリンスは使っていませんが、とりあえずは縮んだりはしてないし、クリーニングよりキレイになる気がして満足していますよ。
スチームアイロンを使うとすごくきれいに仕上がるらしいので興味ありますね。
仕上がりは、人によって満足度は違うとは思います。
まずは、手洗いからやってみて下さい。
まとめ
今回の内容をまとめると次のようになります。
- カシミヤは値段にかかわらず毛玉はできる。
- ユニクロのカシミヤだけが毛玉になりやすいわけではない。
- ユニクロのカシミヤの素材は結構良いのでお買い得。
- カシミヤの毛玉は切れやすいのでブラシで処理できる。
- 専用洗剤を仕えば家庭で洗濯できる。
道具や電気製品は、お金をかけたほうがより便利な機能がついていたりしますよね。
でも、贅沢品というのは、全く違う。
むしろ、値段が高いものほど、管理手入れに多くの手間を必要とするものなんです。
ユニクロ商品は、割りと「より便利に」というコンセプトのものが多かったように思いますが、カシミヤは手をかけてあげないといけないですね。