ファブリーズは危険という説があるようですね。
ネットで噂の内容を拾ってみると。。。
- 咳がとまらなくなった。
- 頭痛がする。
- 涙がでる。
- 発がん性がある。
- 妊娠しにくくなる。
- 脳に異常が出てしまう。
びっくり!
そんな危険なものだったんでしょうか?
成分と研究結果、メーカーの発表などを見てみたいと思います。
ファブリーズは危険なのか?
いろいろ読んで考えた私の結論を先に言いますと、
危険いうのは嘘!
っていうか言い過ぎ。。。
使い方によっては害になることもありますよ、注意してね!って感じですね。
まずは、噂のもとになった?研究結果・ファブリーズの成分についてです。
Quat有害の研究結果
おそらく、危険!と話題になったのは、東京都健康安全研究センターの研究結果を受けてのことではないでしょうか?
でも、この研究は、一般家庭で考えられるファブリーズを使用する環境とは随分違う設定で行われなものなんですよ。
この研究をすごく簡単にいうと、
マウスに連続21日間飲ませたら。。。
- 結構な数のマウスが死んでしまった。
- 妊娠しているマウスは胎児にも異常が出た。
- 生き残ったマウスにも障害が出た
というものです。
でもね、ちょっと冷静に考えてみて下さい。
ふつう何も考えずに、結構な量の薬とか洗剤とか21日間連続で飲んだら異常な数値が出ると思うんですけど。。。
さらに、赤ちゃんにそんなことしたら、当然、重体とかなっちゃいますよね。
なので、この結果を受けて
ファブリーズってマウスが死んじゃうほど危険!とするのは、違うよね
と思いました。
ファブリーズの除菌成分Quatについて
ファブリーズに入っている除菌成分がいまいちハッキリしていないのも噂の原因かもしれませんね。
ファブリーズの除菌成分は、総称でQuat、P&G社独自のもの、詳細は企業秘密らしいです。
Quat自体は、第4級アンモニア化合物の一種と思われ、いろいろ形を変え、消毒剤やら洗剤やらシャンプーなんかに使用されているもののようです。
つまり、ファブリーズじゃなくても私達の生活周りに結構あるものなんですよ。
これだって、やっぱり21日間飲んだら大変なことになると思う。。。
つまり、ファブリーズだけを危険と騒ぐのはおかしな話なんですね。
第4級アンモニア化合物が消毒剤として使われた場合は、ノロウイルスはダメですが、それなりにきちんと除菌・消毒できるものみたいですよ。
除菌・消毒するってことは、菌に害を与えるわけで。。。
人間にとっては微量だから問題にはならないけれど、もし、毎日飲んだり、肌に塗ったら当然、害はありますよね。
P&G社は、ファブリーズについて、間違って飲んでしまった、肌にかけてしまった場合も検討した結果の商品化としているので、この消毒剤がそのままスプレーされているわけではないですよ。
だから、「ついうっかり」くらいは大丈夫、少なくとも消毒剤よりは弱いではないでしょうか。
ファブリーズを含むスプレー式除菌消臭剤の注意点
ただ、ファブリーズは安全ですからどんどん使いましょう!ってことでもないです。
ファブリーズをはじめとするスプレー式除菌消臭剤特有の注意は必要ですね。
問題点
- 洗剤は洗い流すことが基本だが、ファブリーズは洗い流さない。
- スプレー式なので思わぬところにかかる可能性がある。
- ファブリーズ布用は布に染み込ませるため重たい粒をしているので下に溜まりやすい。
注意すること
- 顔周りでスプレーしない
- スプレーした霧をわざわざ吸い込まない。
- 布用を部屋にスプレーしない。
- 低いところにいる子ども・赤ちゃん・ペットが吸い込まないように気をつける。
- 必要以上にスプレーしない。
ファブリーズは明るいCMのせいか、フレッシュな空気にしてくれるようなイメージがあると思いますが、それはないです。
いわゆる消毒剤や除菌剤は、わざわざ臭いを吸い込もうとは思わないですよね。
そういう使い方をすればあんまり問題はないんではないでしょうか。
ちなみにファブリーズだけではなく、スプレー式除菌消臭剤は同じですよ。
除菌できるということは、多かれ少なかれ生物に害を与えるものが入っているはずです。
まとめ
- ファブリーズは特別危険なものではない
- 噂の研究はマウスにファブリーズの成分に近いものを21日間飲ませた結果でファブリーズの霧がかかったからではない。
- ファブリースの成分は消毒剤・洗剤など生活に身近なものと同じ。
- ファブリーズはスプレー式なので使い方には注意が必要。
最近の除菌ブームと「空気をお洗濯」なんていうCMのおかげか、部屋中にスプレーしたくなってしまいますが、それはダメということでした。
トイレや車の芳香剤が強すぎて頭が痛くなったり気持ち悪くなったりというのは昔からよくあることだと思いますのでファブリーズだけが危険ということもないはずです。
ただ、ペットや赤ちゃんは違和感があるからといって部屋から出たり窓を開けたりできないので注意してあげてくだいね。