ユニクロのヒートテック、すごい人気ですよね。
私も毎年買い足してきました。
でも、私、そんなに満足しているわけではないんです。
ユニクロのヒートテックって着ていて寒くないですか?
ちょっと調べてみたら、私のように感じている人たくさんいるんですよね。
どういうことなのか?
また、そういう人向けの本当に暖かい下着も探してみたのでお知らせしますね。
Contents
ユニクロのヒートテックは寒い?
私は、ユニクロのヒートテックに対して
- ちょっと寒い。
- 昔の裏起毛とか遠赤外線とかいっていたババシャツ(死語?)のほうが暖かい?
って時々思ってたんです。
でも、やっぱり、一番売れているし、店はどこにでもあって買いやすい。。。
なので、まーなんとなく毎年買っていたわけです。
ところがちょっと気にしてみると同じく寒いと思う人が結構いるんですよね。
2009年頃から言われ始めて2014年頃にはいろんな人が寒いとか肌が乾燥するなどと言っています。
- 着た瞬間ヒヤッとする。
- ババシャツのほうが暖かいのでは?
- チクチクする。乾燥する。
- 背中が寒い。
- 汗をかくとそのあと冷える。
こんな感想が多かった。
もちろん、ヒートテック最高!っていう人もたくさんいますよ。
その感じ方の違いは何でしょう。
機能性インナーに使われているヒートテックという仕組みとユニクロヒートテック独自の素材配分にあるんじゃないかと思うのでお話しますね。
ヒートテックが痒いと感じている人への対策記事 ↓
「ユニクロのヒートテクがかゆい!敏感・乾燥肌の対策と代用品」
吸湿発熱(ヒートテッック)の仕組み
ユニクロのヒートテックは、「薄いのに暖かい」というのがウリですよね。
どうしてそんなことができるかというと、吸湿発熱素材を使っているからなんです。
皮膚から出る水分=汗 を繊維が吸収しすると熱を出すので暖かいってことなんですね。
ちなみにこの吸湿発熱(ヒートテック)という機能はユニクロだけのものではないです。
そういう技術自体は他のメーカーでも使われていて、今のあったかいインナーの主流みたい。
ただ、それぞれのメーカー・ブランドによって独自の吸湿発熱素材を使ったり、その他の素材と組み合わせたりしているんで各商品の違いが出ているわけですね。
例えば、似た名前を持つパールイズミのヒートテックセンサーは、自転車競技用ということもあって、ユニクロより速乾性を重視した素材の配分なわけです。
ユニクロのヒートテック
じゃあ、ユニクロのヒートテックは、どういう素材を使っているのか?
ユニクロのヒートテック自体にも種類がたくさんあるのでそれぞれ違うのですが、
一番の特徴はレーヨンを多めに入れているところではないでしょうか?
レーヨンを入れたことには、プラス面とマイナス面があります。
マイナス面
レーヨンというのはもともとシルクの代わりにつくられた素材。
人口シルク・人絹というだけあってオシャレ度は高いんですよね。
発色・光沢・手触り感とか吸い付くような感じとか。
ただ一方で、水を吸うが乾きにくい、シワになりやすいという面もあるんですよ。
それから、涼感のある素材ともいわれています。
来た瞬間冷える気がする原因はこれですね。
そういうレーヨンとヒートテック技術がかけあったユニクロの製品は
- 水分を吸いすぎると発熱しない。
- さらに吸い取った水分が残って体が冷える。
- 逆にあまりにも汗をかかないと発熱しない。
- 汗をかかないと体の水分を吸ってしまう。
ってことになっちゃうわけですよ。
冷え性でわりと家でじっとしているタイプの人、つまり、私のような人は発熱しない薄い素材をまとっているだけ?!
さらに肌の水分が吸い取られて乾燥肌になっちゃうの?
ちょっと、それはヒドイ(;_;)
一方、ヒートテックを着たまま運動したり動いたりしたら
↓
汗をかいたら発熱しちゃってますます暑くなり、
↓
水分を吸いすぎたが乾かず、余計に冷える。
というわけですよ。
ふつうの人の希望は、動いていない時に暖かくってことじゃないかと。。。逆になっちゃう。
あと、寝ているときは思いのほか汗をかいているので、いつのまにか体を冷やしているいるかもしれない。。。不安(;_;)
プラス面と工夫
じゃあ、なんでこんなレーヨンをいれたのかと想像してみると。。。
ユニクロはやっぱりファッションブランド。
だから、ヒートテック技術にレーヨンを取り入れて発色・光沢・滑らかさなんかを重視したんじゃないかな。
例えば、セーターの下に着た時にひっかかりがないとかひびかないとか。
今は、カラフルな無地だけでなく、柄もドット・ボーダーのようなオーソドックスなものから幾何学模様やペイズリー柄みたいなものまであるし。
たしかにユニクロヒートテックによって冬のインナーのあり方は変わりましたよね。
今年は発売15年で10億枚売上だそうですよ。
他にも類似商品が次々に発売されますが、ユニクロはダントツのようです。
ただ、下着としてみると、注意することもありそうです。
下着としてのインナーより洋服としてのインナーと考えたほうがいいような気がしますね。
特に冷え性の人が着るなら、中に速乾性の高いユニクロエアリズムとか工夫が必要かな。
参考:ユニクロ ヒートテック
他の暖かいインナー
じゃあ、もっと暖かいものはないの?と思いますよね。
他のメーカーで暖かいと評判のものをチェックしてみました。
- 登山系の「モンベル」
- 昔からの下着メーカー「もちはだ」
- 雑誌でユニクロより高評価のベルメゾン・ホットコット
- 大手下着メーカーのグンゼ、ワコール
それぞれのコンセプトがあるのでどれが一番というのは人によって違うと言うのが感想です。
では紹介していきますね。
モンベル
いわゆる登山用の下着。
多くの方がモンベルジオラインのインナーを最強と勧めています。
ジオライン意外にもスーパーメリノウールとスペリオールシルクという商品があります。
ホームページ見ましたが、速乾性、暖かさといい、とにかく機能はどれもすごい。
最強の名にふさわしいです。
ただ、スポーツウェアなんで全体的にごっついというか。。。
レディスものも、です。
普通の会社員とか主婦や学生が普段使いするものではない気が。
例えば、登山用なんで、何日も洗わないでも臭わない機能とかあるんですよ。
一般人には、必要ないよねー。
山には行かなくても、例えば、強風の日にサッカーの応援で一日外に立っていなければいけないとか、雪の日に小学校の交通整理のしなければいけないとか。。。
そういう特別の日にはパワーを発揮してくれていいのかも。
|
下着屋:もちはだ
以前、芸人の千原ジュニアさんや小籔さんがバイクに乗るときの必需品と言ってました。
冷蔵庫で仕事をする人用に開発したという話です。
たしかに一番暖かいタイプは、モコモコしていて暖かそうではありますね。
ただ、うーん。。。昔のババシャツ。
実際、使用者の声も高齢の方とかそういう方へのプレゼントなんて感じでした。
関節痛の人が手放せないと書いてあったので、かなり暖かいんだと思います。
この中では薄めで女性一番人気と書いてある「もちびた」は、13色展開でユニクロを意識している感じもしますが。。。ぜんぜん違う。
発色やデザイン性は、残念ながらユニクロヒートテック発売当時の15年前以下のレベル。
モデルさんがこの上にジャケットをジャケットを着てそのまま着れますというような提案をしているけど。。。それは無理! どう見ても。
ただ、レーヨンはもちろん入っていないし、たっぷり起毛にウール入りで保温に力を入れていて暖かそう。
下着としての肌触りや静電気対策なんかも気を使っていますね。
家で過ごすにはこれがいいかもね。
→追記:買ってみた感想です。想像以上に厚みがあってモコモコ。想像以上にすご~く暖かい。私はコレを常用するほどの冷え性ではなかった。ビルや電車では熱くて困りそうなんで外出には着てません。 家にいる時、寒い日には、いい感じです。でも、中に別の綿の下着着ています。モコモコがすごくて直接着る気にならないので。
|
ベルメゾン ホットコット
ちょっと前にテストするモノ批評誌「MONOQLO」評価でユニクロのヒートテックに大きく差をつけて1位になった商品です。
その評価だとこんな結果に。
1位 評価A 【ベルメゾン】ホットコット
2位 評価B+ 【イトーヨーカ堂・セブンプレミアム】ボディヒーター
3位 評価B 【GU】あったかスタイル
4位 評価B 【イオン・トップバリュー】あたたかインナー
5位 評価B 【西友】エコヒート
6位 評価C+ 【グンゼ】ホットマジック
7位 評価C 【ユニクロ】ヒートテック
8位 評価D 【しまむら】ファイバーヒート
まず、ランキングを見るときには注意してみてください。
1位がすべて!と勘違いしないように。
それぞれの商品が長所で競っているとは限らないですよね。
また、そのブランドの中でも種類があります。
だから、何を基準に比べたのか気にしないといけません。
自分にとって大事なのは何かによって違ってきますので。
ちなみに、この雑誌は、価格、保温性、速乾性、着心地の4つで評価してました。
で、ホットコットは
- 値段、保温性、着心地の点で高い評価。
- 速乾性はいまひとつ。
吸湿発熱綿使用ということで、やっぱり汗を吸い取って発熱するタイプ、ヒートテック機能の綿バージョンといったところでしょうか?
綿なので速乾性がないところが結局ユニクロのヒートテック商品と同じことになってしまうのではというのが気になるところです。
でも、レーヨンよりましかな?
この商品は数年前に購入したことがあるのですが、正直なところ、暖かさとういう点ではユニクロ製品と変わんないなあと思いました。
が、年々、進化しているようですので。
そして、たしかに着心地は良かったですね。
価格は安いです。
大手下着メーカー:グンゼ・ワコール
グンゼのホットマジック
上の雑誌評価では順位が低くなってしまったグンゼのホットマジック。
でも、機能が悪いわけではありません。
価格面以外の保温性、速乾性、肌触りは高い評価だったんです。
ホットマジックも種類があるのですが、デザインや色で多種多様というのではなく、温めたい部位別や香り付きとか肌触り重視など機能別になっています。
縫い目・静電気・蒸れ・着心地とかそういう基本的な下着へ求めることはクリアしていそうです。
色は、いわゆるグレー系とピンク系しかないです。
ユニクロやホットコットのようなデザイン性はなく、完全に下着ですね。
ワコール・スゴ衣
グンゼよりやや洗練された下着という感じ。
色はグンゼより種類はありますが、ユニクロやホットコットのようなデザイン・色の展開はなく、あくまで下着ですね。
下着扱いではない?「スゴT」というラインはややユニクロ風ではあります。
一番薄いラインはアクリルでしたが、だいたい綿中心でした。
暖かさが真ん中の「ふわ暖」というのでも充分な気がしました。
グンゼもワコールもややお値段は高め。
でも、口コミでは暖かさに対しては概ね高評価でしたよ。
特にワコールの極暖というものは、「ヒートテックとは別次元の暖かさ」というようなコメントをはじめ、暖かさに期待できますね。
まとめ
- ユニクロのヒートテックは寒いという声がある。
- ヒートテック機能とは水分(汗)を利用して発熱する技術。
- ユニクロのヒートテックは、ファッション性を重視。
- そのため、ユニクロのヒートテックは、冷え性の人や多く汗をかく場合には合わないこともある。
- モンベルなどの登山系下着は優秀だが日常使いには不向き。
- 雑誌評価で1位のホットコットはコストパフォーマンスや着心地面では良い。
- やや高いまたはファッション性はないが、下着メーカーのインナーは機能的。
結局、インナーに何を求めるかということになりますかね。
1枚で下着と洋服としてのインナーの役割を兼ねたいと考える人はユニクロ・ヒートテックやホットコット。
下着の役割重視のものとは、まったく別と考えるべきだなと思います。
冷え性で困っている方は下着系のほうがいいのではないでしょうか?
私は、今年、ワコールともち肌と試してみようと思っています。
後日感想も追記しますね。
他にもユニクロについて書いています。よかったら、見てみて下さい。
↓ ↓ ↓
ユニクロのヒートテックがかゆい!敏感・乾燥肌の対策と代わりを探す
ユニクロのカシミヤは毛玉になりやすい?家で洗濯&ブラシで長持ち
ユニクロ・カシミヤマフラーの評判:バーバリーやジョンストンズと比較
ユニクロダウンのフィルパワーと口コミ:本当はどれぐらい暖かい?